よもやま

個人開発でWebサービスを3日でリリースするまでにしたこと全て公開

投稿日:2018年11月7日 更新日:

これまでベンチャー企業でBtoCWebサービスをPMしたり、大企業で会員数が半端ないCtoC事業のWebサービス及びアプリのPMを担ってきました、たばてぃしゃちょーです。

ハンドルネームの通り社長業もやっていて、アフィリエイトでそこそこ稼いでいます。

アフィリエイトに関する過去記事はこちら。

blog.gahara.me

この度、1020日にAmazonの値下げを通知するWebサービスをイラク日報村を作ったカリスマ@alea12と一緒にリリースしました。

Amazonで安くなったら即通知 Cupio

cupio.jp

競合が多数ひしめき合う中、今更Amazonのアフィリエイトwwwwwww

って思うかもしれません。私も思います。

今回は企画からリリースまでにやった事となぜこのサービスを作ることになったのかを書いていきます。

スモールスタートの仕方を学びたかったり、Webサービスを作ってみたい人には参考になるかも知れません。

企画及びなぜやるのか

インターネットで物を買う時に多くの人はGoogleではなくAmazonで検索します。

それは送料がわかりやすかったりするというユーザーの求める利便性が多数あり、多くの人が純粋想起されているわけです。

しかしAmazonは全てのものを扱ってはいません。

型化されていない商品やマニアックな物であれば楽天市場で検索しますし、中古品であればメルカリ。洋服であればZOZOで検索します。

そしてGoogleを使い、ロングテール商品を扱ってるECサイトを見つけて購買します。

根底にあるのは欲しいものを見つけたいという顕在的な欲求がありそれを叶えるためのサービスが今挙げたサービスです。

その先の世界に潜在的な市場があり、欲しい物の情報が勝手に来る。

潜在的なマーケットを担うサービスが今後現れるのではないか、という大きな仮設を持っています。

潜在的な欲求を叶えるために機械学習・他者評価等様々なアプローチが考えられますが、リソースのない個人ではリーンスタートアップのMVPで検証するしかありません。

また潜在的な商品を特定するのは容易ではありません。

ステップを刻んで潜在的な商品を特定するようにしていく必要があります。

その潜在的な商品を特定するためのファーストステップとして、今回のサービスでは欲しいと顕在化されている商品が、何かしらの理由で購入できていない状態がある。

その状態を価格の変更通知によって購買を促すことができないか、という仮設に絞って検証するために制作しました。

Amazonには欲しいものリストというものがあり、ちょうど良かったのもあります。

体制

開発:@alea12が一人で開発してくれました

それ以外:私

といった役割分担です。

開発

使った技術は以下の通りです。

Ruby on Rails

Heroku

Amazon ECS

Bootstrap

puppeteer

Amazon API

Twitter API

トータルの開発期間は30時間程度。

サーバーはお安くするためにみんな大好きHeroku

デザインテンプレートもブートストラップを使えば比較的簡単に良さげなデザインになります。

また購買を促すために必要なのはプッシュマーケです。

プッシュによるリテンションを向上させる必要があり、どうしてもプッシュ通知が必要だった。

プッシュ通知が必要だけど、開発工数が増えてしまうのはMVPを考える企画者として避けなければならないポイント。

そのため秘策としてTwitter APIを使いました。

Twitterにはメンションを送ると設定にもよりますがプッシュ通知が届きます。

そのプッシュ通知を使ってしまえば良いんだと。

Twitterログインもあるし、一石二鳥だと。

ワイヤーをガッツリ書いてもいいのですが、最初はデザインにこだわる必要はありません。

そのため下記のように紙に書いて共有してました。

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Slackの活用

今回全般においてSlackを大活用しました。

MVPを作るのには必要なサービスではないですかね。

Herokuの無料ドメイン上にサービスのアルファ版を置いて、Slackに通知するという超ミニマムからスタート。

f:id:gahara_P:20181107075100p:plain

このときはAmazonの価格は結構値下げされるんだっけ?

という観点で検証しました。

仕様のやり取りもSlackです。

f:id:gahara_P:20181107075338p:plain

 

現在は会員登録数や商品登録数の通知もSlackでやってます。

サービス名の決定

意外とサービス名を決めるのに悩みました。アフィリエイトサイトとかだと軽く調べてノリで決めるのですが、今回はちょっと考えました。

最終的にはメルカリがラテン語から来てるのでリスペクトして「欲しいです」のラテン語を調べたら「Cupio」でした。

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サイトのマネタイズ

通知時のURLAmazonのアフィリエイトリンクになってます。

このアフィリエイトリンクをクリックしてもらうことで、我々の収益となります。

個人開発だからマネタイズを疎かにするのはビジネスマンとして良くないと考えていて、やるからにはプロダクトを通じて対価を得たい。

価格が安くなる事を教えて上げるので、アフィリエイトリンク踏んで購入していただきたい所存。

今後の展開

・欲しいものリストを登録しておき、バッチ処理で追加された商品を自動で取得

  我々のサービスにログインする必要をなくしたい

・楽天、Yahooなどを検索に追加したい

・プロダクト、会社、人物などをフォローできる機能

・仮設検証次第でやっぱりアプリ化したい

今後の課題

明らかに集客が課題になるサービスだと思います。

収益を挙げないと広告宣伝費を使うこともできない。

今のままだとLTV低そうだから許容CPAも低く、オーガニックの集客に頼らざる終えない。

やっぱりどんどんピボットして人が欲しがるサービスを作り上げたい。

Cupioの使い方

詳しくは@alea12氏のブログに掲載されているので、閲覧ください!

blog.alea12.net

さいごに

作りたいアプリやサービスのアイデアは今でもたくさんあります。

けど、アイデアに価値はありません。

企画の人間である私は良く知ってます。

今回のように少しでも価値のあるサービスを出せたこと自体が良い経験だなって思ってるので、Webサービス作りたい人はとりあえず動いて見るのが良いかも知れません。

▼Cupioの登録はこちらから

f:id:gahara_P:20181107080019p:plain

https://cupio.jp

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